弁護士の石畑です。

 

私が,入所当時(さらにいえば修習生の時から)から取り組んできた

日産自動車期間工・派遣切り事件弁護団が平成27年7月2日,

裁判所の不当な訴訟指揮により終結しました(詳細は声明文をご確認ください)。

 

派遣法の改悪が進んでいるこの情勢の中で,国民の最後の拠り所とされている

裁判所のこのような不当な訴訟指揮は許すことはできません。

 

これからも一弁護団員として,最後まで諦めずに戦い抜きます。

 

以下,声明文です。

 

 

東京高裁第12民事部による理由なき証人不採用と一方的な判決日指定に抗議する声明

 

2015年7月2日、東京高等裁判所12民事部(杉原則彦裁判長、以下「東京高裁12民」といいます)は、

日産自動車ら外3名を被控訴人とする派遣切り・期間工雇止め事件において、

控訴人らの証人調べ請求を何ら理由も付さずに却下し、

その後直ちに当事者や代理人らの日程を確認することもなく、

一方的に判決日を同年9月10日11時と指定して、法廷を立ち去った。

 

本件は、リーマンショック後の2009年、日産自動車及びその子会社である日産車体が、

派遣社員や有期雇用社員(期間工)を一斉解雇した事件である。

控訴人らはいずれも、長期間にわたり低賃金かつ不安定な立場で、

日産自動車や日産車体において常用として正社員同様の業務を担わされてきたあげく、

リーマンショックを口実に雇止めされ、文字通り路頭に迷うこととなった。

本件は、年越し派遣村という社会問題にまで発展した大量派遣切りの事件の一つであり、

社会的関心も高く、東京高裁のもっとも大きな法廷が満員になる傍聴券事件であり、

7月2日当日も、101号法廷は満員の傍聴人で埋まっていた。

 

日産自動車や日産車体は、判決を左右する重要な争点について、

何ら証拠も示さず原審での主張を翻し、控訴審で新しい主張をするに至っていた。

かかる状況からすれば、日産自動車や日産車体の新たな主張に理由がないことを裏付けるためにも、

証人採用は認められるべきであり、これを理由も付さずに却下した東京高裁12民の態度は極めて不当である。

 

そもそも東京高裁12民は本件の審理において、当事者らの進行協議や面会の申し出も拒絶し続け、

また、弁論期日でも当事者らに争点の釈明を求めるなどの訴訟指揮を一切行ってこなかった。

事案の真相を解明する意識が全くないのではないかと疑わざるを得ないし、

仮にこのまま安易に控訴棄却の判決が下りるようであれば、完全な審理不尽の違法である。

 

また、本件のように社会的関心の高い事件について、

これまで何年も裁判でたたかってきた控訴人や、その訴訟代理人らが在廷する中、

判決日に出廷できるかを確認することなく、判決日を宣言して立ち去ったことは極めて不当である。

この点、代理人は本期日終了直後から、判決日の調整を求めているが、

にも関わらず東京高裁12民は現時点でもその調整すらも拒絶し続けている。

かかる東京高裁12民の態度は、国民の裁判を受ける権利をないがしろにする暴挙というべきである。

 

我々は、かかる東京高裁12民の行為に厳重に抗議する。

また、証人の証拠調べと最終準備書面の提出のため、直ちに弁論を再開するよう求める。

 

                                         平成27年7月8日

                           日産自動車期間工・派遣切り事件弁護団

 

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弁護士黒澤知弘です。

2015年7月8日付け東京新聞より以下の記事をご紹介します。

 

 

安保法案反対 横浜弁護士会が七夕飾り100本

http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20150708/CK2015070802000186.html




横浜弁護士会の憲法問題対策本部は七日、

集団的自衛権の行使を可能にする安全保障関連法案に反対する七夕飾りを製作した。

曇り空の奥にある天の川に思いをはせ、平和への願いを短冊に書いた。


長さ五十センチほどのササ百本を用意し、弁護士たちが

「安保法制反対」「平和でありますように」「9条を力に平和を築こう」

などと次々に願いをしたためた。

 

集団的自衛権をめぐる問題について、

「もっと広く関心を抱いてほしい」と今年初めて企画した。


九日午後五時には、百人の弁護士が中心となり、この飾りを持って行進する。

横浜公園(横浜市中区)を出発し、伊勢佐木町に至る。

大学生による吹奏楽の演奏もある。

小雨決行。当日参加も受け付けている。


企画した一人の熊沢美香弁護士(37)は、「短冊には切実な願いがこもっている」と語る。

ただ、星に願うだけでなく「言論でも粘り強く訴えていく」と付け加えるのを忘れなかった。(志村彰太)

 

七夕(安保法案反対)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(中央に映っているのは岩井弁護士です。)

 

 

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岩波ホールでドキュメンタリー映画『沖縄うりずんの雨』(2015 シグロカラー 2h28 監督 ジャン・ユンカーマン)が上映されています。

*クリックすると公式サイトが開きます。

 

 

 -私たちは、沖縄のことをどれくらい知っているのでしょうか?-

 

 

映画は、1853年、ペリー率いる米海軍艦隊が徳川幕府に開国を迫る拠点として、

琉球政府の意向を無視して、那覇に強引に上陸し、

1854年、琉米修好条約を締結した歴史から始まり、

1945年4月、米軍が沖縄本島に上陸し地上戦になり、

住民の4人に1人が命を落とした戦いの後、6月24日以降米国の占領地となり、

1972年の返還から現在に至っても占領地のままの状態が続いているという現状が

戦争の実写フィルム、多くの人の証言から明らかにされていきます。

 

 

日本軍が首里から摩文仁撤退開始に追い込まれたとき、

その軍隊を守るために急遽、沖縄の15、16才の少年たち25人が招集され、軍服を着せられ、

板で作られた箱に爆弾を入れ、米戦車隊の戦車の下に潜って爆発させろ、と命令されます。

一人の少年も戻ってくることはなかったため、その実態もつかめていません。

爆弾を抱えて突撃していった少年達を見送ったという人の証言があるだけです。

 

 

国を守る、という大義の軍隊が、このように無残に住民を切り捨てていくものであることは、

ひとたび戦争が始まれば避けることのできない事実です。

 

今、普天間基地の代替地として辺野古の埋め立てが進められようとしていますが、

その基地計画の実態に慄然とします。

 

 

建設費用 約1兆円(日本負担)

160haの埋立地 1.8kmの滑走路2本

運用年数 40年

耐用年数 200年

 

このような基地が新たに沖縄に作られようとしているのです。

沖縄の人だけにこの問題を背負わせるわけにはいきません。

 

 

沖縄は問いかけています。

 

 

 

20150707171222-0001のコピー

 

20150707171214-0001

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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